「夏の熱気と冬の冷気、どちらも窓から来ていた。」一軒家の内窓リフォームで、年中快適な住まいへ|杉並区

今回ご依頼いただいたのは、築30年数の経った一軒家にお住まいのお客様です。以前からエアコンをフル稼働させても部屋がなかなか涼しくならず、毎年夏になるたびに「窓のそばに座るだけで暑い」という状態に悩まれていました。特にダイニングの大きな掃き出し窓は面積が広いぶん、室内への熱の侵入が著しく、家族が集まるリビング空間の温熱環境に大きく影響していました。今回の施工では、ダイニングの掃き出し窓・そのランマ部分・居間の腰高窓の計3か所に内窓を設置し、窓全体の断熱性能を大幅に底上げしました。使用したのはYKK APの内窓「ウチリモ」で、いずれも高性能なLowE複層ガラスを採用しています。LowEガラスとは、ガラス表面に金属膜をコーティングした特殊なガラスで、夏は外からの熱線(日射熱)を跳ね返し、冬は室内の暖気を逃がさない、一年を通して効果を発揮する省エネガラスです。


Before

ダイニングの掃き出し窓は幅約168cm・高さ約174cmと大開口で、窓面積が大きいぶん外気の影響を受けやすい状態でした。既存のアルミサッシ+単板ガラスは断熱性能が低く、夏場はガラス面から強い熱気が室内に流れ込み、冬は冷気がじわじわと伝わってくる状態。特に夏の日中、ダイニングのテーブルで作業や食事をしていると「窓側に座りたくない」と感じるほどの不快感があったといいます。エアコンの冷気もすぐに窓から逃げてしまうため、電気代が高くなるという悩みも重なっていました。写真からも既存窓のフレームがシルバーのアルミ単体であることがわかり、熱が伝わりやすい構造であることが見て取れます。

After

施工後は、既存のアルミサッシの内側にYKK AP「ウチリモ」(Sグレード・大サイズ)を設置。フレームカラーはミディアムオークで、既存の木製建具と統一感のある仕上がりになりました。ガラスにはLowE複層ガラス(透明3mm+空気層12mm+透明3mm)を採用しており、2枚のガラスの間に閉じ込めた空気層が熱の移動をブロックします。LowEコーティングの効果により、夏の強い日射熱を窓の外側で反射し、室内温度の上昇を抑制。さらに既存窓との間に生まれた空気層が、断熱性能をさらに高めています。窓辺に近寄っても熱気を感じにくくなり、エアコンの効きも格段に改善したとお客様に大変喜んでいただきました。

Before

掃き出し窓の上部に設けられたランマ(欄間)部分は、幅約168cm・高さ約34cmの横長の窓です。「小さいからそこまで影響ないだろう」と見落とされがちなランマですが、熱気は上部に溜まる性質があるため、このランマからの熱侵入が室温上昇に意外なほど大きく関わっていました。既存のランマはアルミサッシ+単板ガラスで断熱性はなく、夏は熱気が天井付近にこもりやすく、冬は暖かい空気がここから逃げていく構造。掃き出し窓だけ対策しても、ランマを放置してしまうと効果が半減してしまいます。写真からも、天井近くに位置するランマが外光と外気を直接受けている様子が確認できます。

After

ランマにはYKK AP「ウチリモ」(Sグレード・小サイズ)を設置し、掃き出し窓との断熱ラインを上部まできっちりつなぎました。ガラスは掃き出し窓と同様のLowE複層ガラス(透明3mm+空気層12mm+透明3mm)を採用。フレームカラーもミディアムオークで統一しており、施工後は掃き出し窓とランマ合わせてひとつの断熱ゾーンとして機能しています。ランマまで含めた窓全体を二重にしたことで、夏の天井付近への熱の溜まりが大幅に緩和されました。小さな窓でも「抜け漏れ」なく対策することが、室内環境の改善に直結することを実感いただけた施工事例です。

Before

1階の和室に設けられた腰高窓は、幅約172cm・高さ約135cmのサイズ。和室は特に気密性が低くなりがちで、畳の上に近い床面から冷気が伝わりやすい構造です。加えてこちらの腰高窓は既存のアルミサッシで断熱性がなく、冬場は窓周辺に冷たい空気が漂い、「こたつに入っていても足元が寒い」という状態が長年続いていたといいます。特に就寝時、冷気が窓から流れ込んで睡眠の質に影響していると感じることも多かったとのこと。夏も西日や熱気の侵入が気になり、和室でゆっくりくつろぐことが難しい状況でした。

After

施工後は、YKK AP「ウチリモ」(Sグレード・中サイズ)を設置。和室の雰囲気に合わせ、フレームカラーはミディアムオーク・和障子仕様の荒間格子を採用し、和の空間にも自然になじむ仕上がりになりました。ガラスにはLowE複層ガラス(スリガラス4mm+アルゴンガス11mm+透明3mm)を使用しており、間に封入されたアルゴンガス(Ks³)が空気よりも高い断熱性を発揮します。アルゴンガス入り複層ガラスは、一般的な空気層入りよりも熱の伝わりをさらに抑えられる高性能仕様です。冬の冷気が窓から流れ込む感覚が解消され、和室でくつろぐ時間の質が変わったとお喜びの声をいただきました。


概要

建物種別一軒家
工期3時間
費用379,500円
補助想定金額227,000円
(国:137,000円、都:90,000円)
自己負担額152,500円

※「費用」は工事完了時点の価格で、補助事業使用前の価格です。 商品および価格改定等により、価格が変更となる場合があります。

お客様の声

実は内窓の工事を決めた一番の理由は、冬の『窓鳴り』だったんです。
風が強い日になると、既存のアルミサッシがびりびりと音を立てて、夜中に何度も目が覚めることがありました。耳栓をしても気になってしまって、長年ずっとストレスに感じていたんです。内窓を付けることで防音にも効果があると聞いて、断熱はもちろんですが、この悩みが解決するかもしれないと思って決断しました実際に施工していただいてから、あの「びりびり」がほぼなくなって、夜ぐっすり眠れるようになりました。断熱効果でエアコンの効きも良くなりましたし、1つの工事でこんなに変わるとは思っていなかったのでびっくりしています。和室の窓は障子のようなデザインを選んでいただいて、見た目も気に入っています。もっと早くやっておけばよかったというのが正直な感想です。

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