千代田区・マンション11階|和室は内窓、洋室は窓カバー工法で夏の暑さを改善

【千代田区・マンション11階】和室は内窓、洋室は窓カバー工法へ。同じ家でも窓ごとに正解が違う、使い分けの窓リフォーム事例

千代田区のマンション11階、和室と洋室の2か所のご依頼です。同じお住まいなのに、2つの窓は困りごとがまったく違いました。和室はほとんど開けない大きな窓、洋室はバルコニーへ出入りする窓。そこで和室は内窓を足し、洋室は窓そのものを入れ替えています。工法を分けた理由をご紹介します。

ご相談内容

建物種別 マンション(11階)
エリア 東京都千代田区
施工箇所 内窓1か所(和室)+窓カバー工法による窓交換1か所(洋室) 計2か所
お悩み ・和室は窓が大きく、午後になると部屋に熱がこもる
・畳や土壁の部屋なので、夏の湿気と熱でのいたみが気になる
・洋室は古いアルミサッシで、開け閉めが重く、すき間から風の音がする
・高層階のため風が強く、窓を開けての換気がしにくい
ご要望 ・和室の木枠や建具はそのまま活かしたい
・バルコニーへの出入りがしにくくならない方法にしたい
・工事は住みながら、大がかりにならない範囲で
・使える補助金があれば申請したい

施工前の状況

和室

施工前|和室の3枚建て引き違い窓。ガラスは1枚のみのアルミサッシです。

幅2.3メートルを超える、3枚建ての大きな引き違い窓です。窓が大きいほど、外の熱が入ってくる面積も広くなります。夏の午後は、エアコンをつけても窓ぎわの空気だけがぬるく、部屋全体がなかなか落ち着かない状態でした。

気にされていたのは、暑さそのものより畳と土壁への影響です。和室は湿気を吸って吐く材料でできています。窓から入る熱がこもると、部屋の温度と湿気が上がり、畳が湿った感じになりやすくなります。窓辺に置いた掛け軸や書類のいたみも心配されていました。

一方で、この和室は木枠も建具も状態が良く、「窓を壊す工事はしたくない」というご希望がありました。また、来客時に使うお部屋のため、窓を開ける機会はほとんどありません。

洋室

施工前|バルコニーへ出入りする、2枚建ての掃き出し窓。古いアルミサッシでした。

こちらはバルコニーへ出入りする掃き出し窓(床まである大きな窓)です。和室とは性格がまったく違います。毎日のように開け閉めする窓で、洗濯物の出し入れにも使われます。

サッシは古いアルミ製で、開け閉めのときに引っかかる感じがあり、レールにもガタつきが出ていました。サッシまわりのすき間もあり、風の強い日には「ヒューッ」という音が聞こえるとのことでした。11階は地上より風が強く、この音が気になりやすい環境です。

この窓に内窓を足すと、出入りのたびに窓を2回開けることになります。そこでご提案の方向を、和室とは変えることにしました。

ポイント|同じ家でも、窓によって「正解」は変わります
窓リフォームは「家全体でどれか1つの工法を選ぶもの」と思われがちです。ですが、窓は使い方がそれぞれ違います。ほとんど開けない窓と、毎日出入りする窓。枠が生きている窓と、サッシ自体が古くなった窓。荒井硝子では、窓ごとに向いている方法を選んでご提案しています。

ご提案内容・使用商品

設置場所 工事の種類・商品 サイズ(W×H) ガラス仕様・色
和室 【内窓】
YKK AP(株)内窓ウチリモ
3枚建て引き違い窓
2,383mm × 1,470mm Low-E透明3mm+空気層12mm+透明3mm
色:ホワイト
洋室 【窓カバー(窓交換)】
YKK AP(株)マドリモ【非防火】
2枚建て引き違い窓
1,994mm × 1,885mm トリプル遮熱ブルー透明 BP3P4BP3ガラス入り
外観色:プラチナステン/内観色:ホワイト

内窓とは? しくみを簡単に

内窓は、今ある窓はそのまま残し、その内側にもう1枚窓を足す工事です。壁も床も壊しません。

効くしくみは2つあります。1つめは空気の層です。窓と窓のあいだに空気がとどまると、その空気が熱の通り道をふさぐ役目をします。魔法びんと同じ考え方です。2つめはLow-Eガラス。ガラスの表面に、目に見えないほど薄い金属の膜がついています。この膜が日ざしの熱をはね返します。今回の和室では、この膜つきガラスと12mmの空気層を組み合わせています。

もう1つ、内窓には結露をおさえる効果もあります。部屋の空気が冷たいガラスに触れると水滴になりますが、内窓があると部屋側のガラスが冷えにくくなります。冬に効いてくる部分です。

窓カバー工法(窓交換)とは? 内窓との違い

窓カバー工法は、今ある窓の枠を残したまま、その上から新しい窓枠をかぶせて取り付ける工事です。古い障子(動く部分)とガラスは撤去し、まるごと新しい窓に入れ替わります。

内窓との一番の違いは、窓が1枚のままであることです。開け閉めの回数は今までどおり。出入りに使う窓には、こちらのほうが向いています。さらにサッシごと新しくなるので、古いサッシの建てつけやガタつきも、そのまま解消します。

「枠ごと交換」と聞くと大がかりに思えますが、カバー工法は壁を壊しません。コンクリートを削る音やホコリが出ないため、マンションでも工事しやすい方法です。

今回の洋室に入れたのはガラス3枚のトリプルガラスで、遮熱タイプ(ブルー)です。ガラスとガラスのあいだの空気の層が2つになるため、ガラス2枚のものよりさらに熱を通しにくくなります。「遮熱」は、日ざしの熱を多くはね返すという意味です。

施工内容とBefore→After

和室|内窓(ウチリモ・3枚建て)

3枚建ての窓に合わせて、内窓も3枚建てでそろえています。今ある窓と同じ位置で開くので、使い勝手が変わりません。枠の色はホワイトを選びました。木枠の色をそのまま見せながら、内窓の存在感を抑えるためです。

改善された点

  • 窓ぎわのぬるい空気だまりが減り、冷房の冷えが部屋にとどまるようになりました。
  • 日ざしの熱がガラスの段階ではね返されるため、大きな窓でも室温が上がりにくくなりました。
  • 部屋の温度が安定すると、湿気の出入りも落ち着きます。畳や土壁、窓辺に置いたものにとってよい環境になります。
  • 窓が2重になり、外の音も届きにくくなりました。ビルの多い立地では、この変化を感じやすい部分です。
  • 既存の窓はそのまま残しています。木枠にも手を加えていません。

洋室|窓カバー工法(マドリモ・2枚建て)

枠ごと新しい窓に交換(内観色ホワイト)

古い障子とガラスを撤去し、既存の枠の上から新しい窓枠を取り付けました。取り付け後は、外まわりにコーキング(すき間をふさぐゴム状の防水材)を施工しています。雨と風の入り口をふさぐ、大切な工程です。

改善された点

  • 窓は1枚のまま。バルコニーへの出入りは、これまでどおり1回開けるだけです。
  • サッシごと新品になったため、開け閉めの引っかかりやレールのガタつきがなくなりました。
  • 新しい窓は枠に気密材(すき間をふさぐパッキン)が入ります。風の強い日の音や、すき間風がおさえられました。
  • ガラスが3枚のトリプル遮熱ガラスになり、日ざしの熱の入り方が大きく変わりました。冷房の効きはじめが早くなります。
  • 網戸も新しくなり、外観色はプラチナステンで建物の外観になじませています。

「うちの窓はどちらが向いていますか?」

内窓と窓交換、どちらがよいかは窓の使い方と今のサッシの状態で決まります。
創業68年・自社施工の荒井硝子が、現地を見てご提案します。お見積りは無料です。

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お電話でも承ります TEL 03-3338-4515

費用・工期・補助金

施工箇所 内窓1か所(和室)+窓カバー工法1か所(洋室)
内窓工事(1か所) 203,500円(税込)
製品・施工費・搬入費を含みます
窓カバー工事(1か所) 484,000円(税込)
製品・施工費・既存撤去費・コーキング(防水処置)・搬入費を含みます
工事金額 合計 687,500円(税込)
工期 3時間 
※現場の状況・搬入経路により変わります。壁や床を壊さないカバー工法のため、部屋が長期間使えなくなることはありません。
補助金(想定額) 国/先進的窓リノベ2025年 213,000円
都/クールネット東京 121,000円
合計 334,000円
自己負担(想定額) 353,500円

※金額はお見積り時点のものです。補助金額は確定額ではありません。
※このお見積りは「先進的窓リノベ2025事業」での試算です。制度の名称・内容・補助額・受付期間は年度ごとに変わり、予算の上限に達すると受付が終了します。
※区市町村の補助金は自治体ごとに有無も金額も条件も異なります。今回のお見積りには区市町村分は含まれていません。
※荒井硝子では補助金の申請代行に対応しています。詳しくはお問い合わせください。

お客様の声

最初は「家じゅう同じ工事をするもの」だと思っていました。和室と洋室で方法が違うと聞いて驚きましたが、説明を受けて納得しました。バルコニーの窓を毎日2回開けることになると言われ、たしかにそれは続かないなと。

和室は、大きな窓のわりに午後の暑さがやわらぎました。畳の部屋のじっとりした感じが軽くなったのが一番うれしいです。洋室は、開け閉めが軽くなったことにまず驚きました。風の強い日の音も気にならなくなっています。

補助金の書類もお願いできたので、手続きの負担がありませんでした。11階まで大きな窓を運んでいただくのも申し訳なかったのですが、手際よく進めてくださいました。

(東京都千代田区・マンション11階/内窓1か所+窓カバー工法1か所)

よくある質問

Q1. 内窓と窓カバー工法(窓交換)は、どちらを選べばよいですか?

窓の使い方と、今のサッシの状態で決まります。ほとんど開けない窓や、枠や建具の状態がよい窓は内窓が向いています。費用も抑えられます。反対に毎日出入りする窓や、開け閉めが重い・すき間があるなどサッシ自体が古くなった窓は、枠ごと替える窓カバー工法が向いています。今回のように、1軒の中で分けることもできます。

Q2. マンションの窓は「共用部分」と聞きました。工事できますか?

多くのマンションでは、窓やサッシは管理規約上「共用部分」として扱われます。そのため管理組合への確認や申請が必要になるのが一般的です。とくに窓カバー工法は外から見える部分(外観色)が変わるため、色やデザインに決まりがある場合もあります。取り扱いは建物ごとに違いますので、まずは管理規約をご確認ください。書類の内容についてもご相談いただけます。

Q3. 11階のような高層階でも、大きな窓を運び入れられますか?

はい、可能です。今回の洋室の窓は幅約2メートル・高さ約1.9メートルですが、荷姿を分けて搬入します。エレベーターの寸法や養生の可否は、事前の現地調査で必ず確認します。搬入経路が特殊な場合はその方法も含めてご説明しますので、お見積りの段階でお伝えください。

Q4. 工事で壁や床を壊しますか? 住みながらできますか?

どちらの工法も壁や床は壊しません。内窓は今ある窓の内側に枠を取り付けるだけです。窓カバー工法も、既存の枠を残してその上から新しい枠をかぶせます。コンクリートを削る作業がないので、大きな音とホコリが出ません。お住まいのまま施工できます。窓まわりは施工前に養生し、片づけまで自社で行います。

Q5. 内窓と窓交換、両方とも補助金の対象になりますか?

今回のお見積りでは、内窓・窓カバー工法のどちらも補助金の対象として試算しています(国:先進的窓リノベ2025年、都:クールネット東京)。ただし補助額はガラスの性能と窓の大きさで決まり、制度の内容も年度ごとに変わります。予算の上限に達すると受付が終了する制度でもあります。最新の条件は、お問い合わせいただければお調べします。申請書類の作成も代行しています。

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窓の相談は、創業68年の荒井硝子へ

東京・杉並で創業68年。国家資格「硝子施工1級技能士」が在籍し、自社施工で対応します。
YKK AP アイテム販売コンテスト2025 最優秀賞(全国1,000店舗中)を受賞しました。
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