文京区の一軒家|窓際のカウンター・畳が使えない「窓辺の暑さと湿気」を内窓で解消した施工事例

文京区の一軒家にお住まいのご依頼者様。書斎のカウンターデスク、和室の畳、リビングのソファと、ご家族が過ごす場所がどれも窓のすぐそばにありました。ところが夏はその窓際が一番暑く、湿気で天板や畳が傷むのが気がかりで、せっかくの特等席が使えなくなっていたそうです。

ご相談内容

建物種別 一軒家(戸建て)
エリア 東京都文京区
施工箇所 内窓5箇所(本記事ではリビング・書斎・洋室・和室の代表4箇所をご紹介します)
お悩み 窓から30cmの「窓際」が家の中で一番過酷な場所になっていた。夏はデスクの天板やカウンターが熱を持ち、長く座っていられない。冬は結露の水がカウンターや畳にしみ込み、家具やしまってあるものが傷むのが心配だった。
ご要望 窓際に置いた家具やカウンターはそのまま残したい。工事は短期間で終わらせたい。使える補助金はすべて使いたい。

施工前の状況

まず、4つのお部屋を実際に拝見しました。窓の大きさも向きもバラバラでしたが、共通していたのは「窓のすぐ前で生活している」という点でした。

リビング|バルコニーに面した4枚建ての大開口窓

幅3,006mm×高さ1,780mmの4枚建て引き違い窓。壁一面が窓になっています

間口3mを超える大きな窓で、日中はとても明るいリビングです。ただ、窓は面積が大きいほど熱の出入りも大きくなります。窓のそばに置いたソファは夏の午後になると座っていられないほど暑くなり、結局部屋の奥に寄って過ごすことが多かったそうです。ガラスは1枚だけの単板ガラスで、日射しを受けたガラス自体が熱を持ち、日が傾いてからも室内へじわじわ熱を放っていました。

書斎|カウンターデスクの真上にある窓

幅1,615mm×高さ1,111mmの2枚建て引き違い窓。窓の下がそのまま作業カウンターです

窓の下枠から続くように、木製のカウンターが造り付けられているお部屋です。ご夫婦が並んで書き物やパソコンをする、家の中でも使用頻度の高い場所でした。しかし夏は天板が日射しで温まり、手を置くとほんのり熱いほど。冬は逆にガラスが冷え、結露した水が下枠を伝ってカウンターの端に落ち、天板に白い輪ジミが残り始めていました。「一番使いたい場所なのに、一番傷んでいく」という状態でした。

洋室|駐車場に面した窓

幅1,606mm×高さ1,107mmの2枚建て引き違い窓。窓際が収納スペースになっています

窓の下には書類や機材の入った箱が積まれていました。窓際は外気の影響をそのまま受けるため、室内でありながら一日の温度差・湿度差が大きくなる場所です。紙もの、カメラなどの精密機器、思い出の記録メディア。「ここに置いていて大丈夫だろうか」と気になりながら、ほかに置き場所がないままになっていたそうです。

和室|庭木に面した掃き出し窓

幅1,607mm×高さ1,978mmの2枚建て引き違い窓(掃き出し窓)。床から天井近くまでの大きな窓です

庭木がすぐ外にある、落ち着いた和室です。掃き出し窓は床まで届く大きな窓なので、窓辺の温度や湿気がそのまま畳と布団に伝わります。夏は窓際の畳が湿っぽく、冬は足元にひんやりとした空気がたまる。畳は湿気を吸いやすい素材なので、窓際だけ質感が変わってしまうことを気にされていました。

ご提案内容・使用商品

今回はすべてのお部屋で、既存の窓の内側にもう1枚の窓を足す「内窓(うちまど)」をご提案しました。既存のサッシや壁は壊さないため、窓際の家具やカウンターを動かさずに施工できます。

設置場所 商品 サイズ(幅×高さ) ガラス仕様
リビング YKK AP ウチリモ 内窓(4枚建て引き違い窓) 3,006mm × 1,780mm Low-E複層ガラス(Low-E透明3mm+空気層12mm+透明3mm)
書斎 YKK AP ウチリモ 内窓(2枚建て引き違い窓) 1,615mm × 1,111mm Low-E複層ガラス(Low-E透明3mm+空気層12mm+透明3mm)
洋室 YKK AP ウチリモ 内窓(2枚建て引き違い窓) 1,606mm × 1,107mm Low-E複層ガラス(Low-E透明3mm+空気層12mm+透明3mm)
和室(掃き出し窓) YKK AP ウチリモ 内窓(2枚建て引き違い窓) 1,607mm × 1,978mm Low-E複層ガラス(Low-E透明3mm+空気層12mm+透明3mm)

内窓は「空気の層」で熱を止めます

内窓の効果は、専門用語を抜きにするとシンプルです。既存の窓と内窓のあいだに、およそ7〜10cmの動かない空気の層ができます。空気は熱を伝えにくいので、この層が魔法瓶の壁と同じ働きをして、外の熱気や冷気が室内に届くのを抑えてくれます。

さらに今回のガラスはLow-E複層ガラスです。「Low-E(ロウイー)」とは、ガラスの表面に目に見えないほど薄い金属の膜をコーティングしたもので、光は通しながら熱線(赤外線)だけを反射します。つまり明るさはそのままで、熱だけを跳ね返すガラスです。そのガラスがさらに2枚組(複層=ペアガラス)で、あいだに12mmの空気層が入っています。

結果として、室内側のガラスの表面温度が夏は上がりにくく、冬は下がりにくくなります。窓際の暑さ・冷たさは、この「ガラスの表面温度」がほぼそのまま体感になっているため、ここが変わると窓際の居心地は大きく変わります。冬の結露も、ガラスが冷えすぎなくなることで出にくくなります。

なお、窓そのものを新しくしたい場合は「窓カバー工法」、玄関ドアなら「玄関ドアカバー工法」という方法もあります。どちらも既存の枠を残したまま新しい枠をかぶせる工事で、壁を壊さずに1日程度で交換できます。今回は窓自体の建てつけに問題がなかったため、費用を抑えられる内窓をお選びいただきました。

「窓際が暑い・湿っぽい、うちも同じかも…」と思ったら

お部屋の写真1枚からでも、内窓が向いているかどうかお答えできます。無料お見積り・ご相談を受け付けています。

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施工内容とBefore→After

採寸から製作、取り付けまで自社で対応しました。取り付け当日は1箇所あたり約60分。家具やカウンターは動かさず、養生をしてその場で施工しています。

リビング(施工後)|大開口4枚建てに、白い内窓を

ホワイトの内窓を設置。壁とカーテンの色に合わせ、圧迫感を抑えました

間口3mの窓には、既存に合わせて4枚建ての内窓を設置しました。窓が大きいほど熱の出入りも大きいため、内窓の効果が最も出やすい場所でもあります。日射しを受けたガラスが熱を持ちにくくなり、窓際のソファに座ったときの「じりじりする感じ」が和らぎました。冷房を入れたときの効きも、以前より早く感じられるようになったとのことです。

書斎(施工後)|カウンターを外さずに設置

カウンターの奥行きを活かし、天板の上にそのまま内窓を設置しました

造り付けのカウンターは一切外さず、天板の奥に内窓の枠を納めています。日射しの熱がガラス2枚と空気層で止まるため、天板が温まりにくくなりました。そして冬に向けての一番の変化が、結露です。ガラスが冷えすぎなくなるので水滴が出にくくなり、天板に水が落ちる心配がほぼなくなります。「これで安心してカウンターに本を置ける」とお喜びいただきました。

洋室(施工後)|収納スペースの温度・湿度が安定

既存サッシに合わせてダークブラウンの内窓を選択。窓まわりが引き締まりました

既存サッシの色に合わせ、こちらはダークブラウンの内窓を選んでいます。窓のすぐ外側の環境が室内に伝わりにくくなり、窓際に置いたものの周囲の温度と湿度が振れにくくなりました。紙もの、機器、記録メディアなど、湿気と温度差に弱いものの置き場所として使いやすくなっています。

和室(施工後)|掃き出し窓の足元が変わりました

高さ約2mの掃き出し窓にも、同じ仕様の内窓を設置しています

床まである大きな窓は、窓辺の空気の状態がそのまま畳に届きます。内窓を入れたことで、夏は窓際の畳がじっとり湿る感じが軽くなり、冬は足元に冷たい空気が流れ込みにくくなります。畳や布団といった湿気を吸う素材にとって、窓辺の環境が安定することは大きな意味があります。庭木の眺めはそのままに、和室の居心地だけが変わりました。

費用・工期・補助金

下記が今回の工事(内窓5箇所)の内容です。金額はすべて税込、お見積り時点のものです。

施工内容 内窓取付工事 5箇所(4枚建て1箇所・2枚建て4箇所)
施工費用(税込) 678,700円(製品値引き後・施工費・搬入費を含む)
想定補助金 国:先進的窓リノベ2025事業 262,000円
都:クールネット東京 173,000円
区:文京区補助金 120,000円
合計 555,000円
実質自己負担の目安 123,700円
工期 1日(1箇所あたり約60分)
見積有効期限 30日間

※上記はお見積り時点の金額です。窓のサイズ・数量・仕様により費用は変わります。
※補助金は2025年度の制度を利用した事例です。制度の名称・内容・補助額・受付期間は年度ごとに変わり、予算上限に達し次第終了する制度もあります。最新の条件はお問い合わせください。

お客様の声

窓の相談というと、寒さや結露の話だと思っていました。でも我が家で困っていたのは「窓のそばにいられない」ことだったんです。書斎のカウンターは主人と並んで使う場所なのに、夏は暑くて長く座れず、冬は結露の水で天板にシミができていく。買い替えるしかないのかなと諦めかけていました。

工事はカウンターも家具もそのままで、1日で終わりました。取り付けた日に窓を触ってみて、内側のガラスがひんやりしていないことに驚きました。今は窓際でお茶を飲むのが日課です。

補助金の書類も全部お任せできたのが助かりました。自分たちで調べていたら、区の制度があることにも気づけなかったと思います。

S様

よくある質問

Q1. 窓際にカウンターや家具があっても、内窓は取り付けられますか?

ほとんどの場合、取り付けられます。内窓は既存の窓枠の内側に新しい枠をビスで固定する工事なので、壁を壊す必要も、家具を運び出す必要もありません。今回の書斎のように造り付けのカウンターがある場合も、天板を外さずに施工しています。ただし枠の奥行きが足りないときは「ふかし枠」という部材で奥行きを足します。現地調査の際に採寸してご案内しますので、まずは写真をお送りください。

Q2. 窓が二重になると、開け閉めが面倒になりませんか?

正直に申し上げると、窓を開ける動作は2回になります。ただ、内窓も引き違いで軽く動くタイプなので、実際に使われている方からは「思ったより気にならない」というお声が多いです。毎日開ける窓かどうかで、内窓の種類(引き違い・開き・FIX)を変えるご提案もしています。使い方をお聞かせいただければ、お部屋ごとに最適な形をご提案します。

Q3. 夏と冬、どちらにも効果はありますか?

どちらにも効果があります。仕組みは同じで、「熱が窓を通って出入りするのを抑える」ことです。夏は外の熱が入りにくくなり、冬は室内の暖かさが逃げにくくなります。加えて冬は、ガラスが冷えすぎなくなることで結露が出にくくなるという効果があります。夏に工事をされた方から、その年の冬に「結露が減った」とご連絡をいただくことがよくあります。

Q4. 内窓と「窓カバー工法」「玄関ドアカバー工法」は何が違いますか?

内窓は今の窓を残して、内側にもう1枚窓を足す工事です。カバー工法は今の枠を残して、その上に新しい窓(またはドア)をかぶせて交換する工事です。断熱を目的とするなら費用を抑えられる内窓、サッシやドアの建てつけが悪い・開閉が重い・見た目を新しくしたいならカバー工法が向いています。どちらも壁を壊さないため、1日程度で工事が終わります。ご予算とお困りごとに合わせて、どちらが適しているかをご提案します。

Q5. 補助金は必ずもらえますか?

残念ながら「必ず」ではありません。国・都・区それぞれに条件があり、予算の上限に達すると年度の途中でも受付が終了します。また制度の名称や補助額は年度ごとに変わります。荒井硝子では対象になるかどうかの確認から申請書類の作成・提出まで代行していますので、まずはご相談ください。国・都・区を組み合わせて、使える制度を最大限ご案内します。

Q6. 1部屋だけ、1箇所だけの施工もお願いできますか?

もちろん可能です。「まずは一番困っている部屋から」と1箇所だけ施工され、効果を実感してから追加でご依頼いただくケースも多くあります。ただし補助金には「合計〇箇所以上」といった条件がつく年度もあるため、将来的に増やす可能性があれば、最初の現地調査の時点でお伝えいただけると計画が立てやすくなります。

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荒井硝子は東京・杉並で創業68年。国家資格「硝子施工1級技能士」が在籍し、採寸から施工まで自社で対応します。補助金の申請代行も承ります。文京区をはじめ東京23区・近郊にお伺いします。

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